PK/PD試験

薬力学試験(Pharmacokinetics, PK)とは、個体に対する薬物の薬理学的または臨床的効果についての試験で、用量や薬物濃度と効果との関連をしらべることを目的とする。薬力学的効果として、有害作用となりうる作用、臨床上の利益に関係すると考えられる作用の測定値、短期間で発現する意図された効果、最終的に意図した臨床上の利益などが採用されうる。

薬物動態試験(Pharmacodynamics, PD)とは、薬物がどのように生態内で処理されるかを明らかにする試験で、通常、血液中(場合によっては尿中または組織中)の薬物およびその代謝物の濃度の経時的な測定を伴う。薬物動態試験により血液中または他の適切な部位における薬物の吸収、分布、代謝および排泄が特徴づけられる。薬力学的試験の手法と組み合わせることにより(PK/PD試験)、血中濃度と薬力学的作用の程度および発現の時間との関係が特徴づけられる。

関連事項
  1. 非劣性試験
  2. ブリッジング研究