自己免疫性肝疾患を中心にした病理と臨床の肝疾患研究会

42回川崎リバーカンファレンス

Final Announcement

日:平成221113日(土)

時:午後2:306:30

所:ホテルラフォーレ東京 地下一階『九重・金剛』 http://www.laforethotels.com/tokyo/
140-0001 東京都品川区北品川4-7-36 TEL 03-5488-3911

主催:MSD株式会社

URL http://www.shibata-hepa-clinic.com の医学コーナー をご参照ください

 

 第42回川崎リバーカンファレンスの御案内をさせていただきます.

今回の病理医はフルメンバーで登場いただける予定です。多数の皆様のご参加をお待ちしております.以前ご報告の症例で新たな展開がありました症例はぜひ宿題報告してください。

 

T 症例検討          PM2:306:30

新規例はお預かりした肝組織標本を返却いたしますので受付でお受け取りください.発表はPCプロジェクター(Windows対応)です.CDUSB対応フラッシュディスクに入れてお持ちください

 

病理解説

大船中央病院病 病理診断科 部長                     中野雅行先生

順天堂大学医学部練馬病院 病理診断科教授             松本俊治先生

海老名総合病院 病理診断科 部長                 松本光司先生

総合司会(座長)

柴田内科・消化器科クリニック 院長                    柴田 実先生

 東京慈恵会医科大学  内科教授                              銭谷幹男先生

国際医療福祉大学    内科教授                           森實敏夫先生

自衛隊中央病院内科 内科部長                         箱崎幸也先生

コメンテーター

せんぽ東京高輪病院 名誉院長、東京慈恵会医科大学 客員教授 戸田剛太郎先生

連絡先:〒163-1023 新宿区西新宿6-12-1 パークウエスト7F

    MSD株式会社 第三学術営業グループ 東京第五営業所

後藤田剛史、中村智博 п@0120-024-961

 

症例147歳男性

施設:香川県立中央病院(高口浩一先生)

診断:原因不明の肝障害

問題点:20年前から肝障害指摘。血小板は6万と低く、ヒアルロン酸は410と高く、肝生検はF2-3/A2ですが、NASHではないそうです。自己抗体陰性、免疫グロブリン正常です。ITPNASHAIHWilson?病因は何でしょうか
病理組織:2010/8/13
担当病理医:松本俊治先生、司会:柴田 実先生

 

症例273歳男性

施設:県西部浜松医療センター消化器科(本城裕美子先生)

診断:AMA陰性PBC疑い

問題点: 2000ALP 2678と肝障害指摘。肝生検で診断つかずUDCA, BFなど投与。20109月末から黄疸、発熱、肝障害の急速な悪化を認めています。T-Bil 21と高く、パルス療法も行っております。急速な悪化はPBCPSCAIH?薬剤?胆道感染?などの何でしょうか。免疫抑制療法も含め、現在の病態に対するベストの治療は何でしょうか。
病理組織: 3回実施
担当病理医:中野雅行先生、司会:
銭谷幹男先生

 

症例335歳女性

施設:東京逓信病院(田額夫佑樹先生)

診断:AIH

問題点: 発熱38.5℃を伴う急性肝障害で入院(T-Bil 5.1, AST 612, ALT 456)。無治療で自然軽快しましたが2ヶ月後に再燃しました。IgG 1199と正常ですがANAspeckled80xと抗紡錐糸抗体80xの珍しい組み合わせです。DR4陰性でAIH旧スコア12点ですがAIHと考えてよろしいでしょうか。
病理組織:2010/4/27
担当病理医:松本光司先生、司会:
森實敏夫先生


症例457歳男性

施設:東京逓信病院(服部雄介先生)

診断:胆道系酵素優位の急性肝障害

問題点: 重症筋無力症、喘息でプレドニゾロン20mg/日服用中の患者。元来肝機能正常でしたが突然、AST 132, ALT 165, ALP 2255, γ-GTP 2215と肝障害を発症しました。IgG正常、肝生検で薬剤性肝障害がAIHが疑われました。思い当たる薬剤はなく、PSL服用中にAIHが発症することがあるとは聞いたことがありません。1ヶ月経過してもALP改善傾向なくductpeniaへの進展が危惧されます。何なのでしょうか?
病理組織: 2010/8/30
担当病理医:松本光司先生、司会:
箱崎幸也先生


症例546歳男性

施設:JR大阪鉄道病院(光本保英先生)

診断:PBC

問題点:肝生検でPBCと診断しUDCA療法を実施。改善傾向にありましたが服薬中断後で再燃しました。UDCA療法を再開しましたが治療効果が認められずJR大阪鉄道病院を紹介されました。UDCA療法がきかない理由は? AIHなどの合併はいかがでしょうか?
病理組織:H21/3/2, H22/2/9
担当病理医:中野雅行先生、司会:
柴田 実先生


症例638歳女性

施設:県西部浜松医療センター消化器科(本城裕美子先生)

診断:SLE、βサラセミアに合併した原因不明の肝障害

問題点:16歳でSLE発症し、プレドニゾロン内服し、27歳で大腿骨頭壊死合併。27歳サラセミア貧血、CNSループスを合併、ステロイドパルス、エンドキサン追加を受けました。平成223月より肝障害(AST 146, ALT 357ALP 289)を合併しました。肝障害の原因は何でしょうか?
病理組織:H22/4/16
担当病理医:松本光司先生、司会:
銭谷幹男先生

 

症例758歳女性

施設:東邦大学医療センター大森病院消化器内科(金川武徳先生)

診断:自己免疫性肝炎、薬剤性肝障害?

問題点:急性気管支炎の治療のためPC系抗生剤(ペングッド)が投薬された後、高度な肝障害(PT 27%, T-Bil 29.3, AST 1111, ALT 747, Alb 2.9)が出現し東邦に入院。IgG, ANA高値で臨床的にはAIHと診断されましたが、病理学的にはいかがでしょうか。
病理組織: 2010/9/21
担当病理医:松本俊治先生、司会:
森實敏夫先生

 

症例838歳女性

施設:青森県立中央病院(沼尾 宏先生)

診断:自己免疫性膵炎+PBC

問題点:2009/12肝障害で発症(T-Bil 4.9, AST 537, ALT 547)。CT/MRIで膵腫大、膵管狭細化を認めAIPの合併が疑われました。IgG, ANA高値でプレドニゾロン投与開始しましたが肝障害、膵腫大にはっきりした改善が認められません。AIH, AIPでいいのでしょうか。今後の治療はどうすればいいのでしょうか。
病理組織: 2010/5/17
担当病理医:中野雅行先生、司会:
箱崎幸也先生


症例9

施設:自衛隊中央病院(宮地隆史先生)よりエントリーの予定。詳細未着

診断:

問題点:
病理組織:
担当病理医:松本俊治先生、司会:柴田 実
先生

 

なお、先生ご自身の交通費を弊社にて実費負担させていただく場合がございます。その際は弊社より、ご施設等のルールに則り個別にご相談させて頂きますので、よろしくお願い致します。

 

会場
ホテルラフォーレ東京  http://www.laforethotels.com/tokyo/

無料送迎バス乗場