自己免疫性肝疾患を中心にした病理と臨床の肝疾患研究会
第37回川崎リバーカンファレンス
日:平成20年1月26日(土)
時:午後2:30〜6:30
所:シェラトン都ホテル東京 前回と会場が違いますのでご注意ください。
〒108−8640 東京都港区白金台1−1−50 tel.03-3447-3111
http://www.miyakohotels.ne.jp/tokyo/
主催:シェリング・プラウ株式会社
URL http://www.kdcnet.ac.jp/hepatology のMedical
Meetings
http://www.shibata-hepa-clinic.com の医学コーナー をご参照ください
第37回川崎リバーカンファレンスの御案内をさせていただきます.今回はNTT東日本関東病院会議室に先約があり予約をとれませんでしたので、品川駅、目黒駅、五反田駅から車で5分のシェラトン都ホテル東京に会場をとりました。新年の勉強会として、各施設で診断、治療にお困りの症例をご呈示していただき各方面のエキスパートの知恵を集めてディスカッションしたいと思います。多数の皆様のご参加をお待ちしております.
T 症例検討 PM2:30時〜6:30
宿題報告+新規症例の検討をいたします.発表はPCプロジェクター(Windows対応)です.USB対応フラッシュディスクに入れてお持ちください.
病理解説
国立病院機構千葉医療センター病理 部長 中野雅行先生
順天堂大学医学部第二病理 準教授 松本俊治先生
樺央メディカル病理研究所 所長 松本光司先生
総合司会(座長)
柴田内科・消化器科クリニック 院長 柴田 実先生
東京慈恵会医科大学 教授 銭谷幹男先生
神奈川歯科大学内科 教授 森實敏夫先生
自衛隊中央病院内科 部長 箱崎幸也先生
コメンテーター
せんぽ東京高輪病院 院長 戸田剛太郎先生
連絡先:東 京;〒163-1023 新宿区西新宿6-12-1 パークウエスト7F
シェリング・プラウ梶@後藤田剛史 03-6901-1611
神奈川;〒222-0033 横浜市港北区新横浜 3-19-5 新横浜第二センタービル8F
シェリング・プラウ梶@深井信宏 045-475-3855
宿題報告(前回の症例2:48歳女性)県西部浜松医療センター(太田貴子,景山富士人,竹平安則先生)
診断:サイトメガロウイルス性急性肝炎疑い
問題点:血液検査ではCMW-IgM, EBV-EA, EBV-DNA陽性でサイトメガロとEBV感染両方ありそう.臨床的にはガンシクロビル有効でCMW初感染と思われましたが1年後もEBV-EA持続陽性で肝生検に連銭形成の所見がありEBV感染が疑われました.松本俊治先生にパラフィン切片を送り肝組織のEBV染色を追加していただきましたので,その後の経過も含め宿題報告をお願いします.
担当病理医:松本俊治,司会:銭谷幹男
症例1:68歳女性
施設:浜松医科大学病院(則武秀尚先生、川村欣也先生)
診断:自己免疫性肝炎+原発性胆汁性肝硬変+EBウイルス血症
問題点:AST236, ALT333, M2+, ANA+, EBV EA+, EBV DNA+. 他院でUDCA投与されましたが改善せず紹介受診。肝生検の後PSL治療しました。銭谷教授がほとんどいないと言われているPBC+AIH overlapでしょうか?EBVの病的意義はどう考えればいいのでしょうか?PSL投与してEBVは悪影響を及ぼすのでしょうか?
病理組織:2007/5/2 (h200701960)
担当病理医:中野雅行,司会:柴田 実
症例2:66歳女性
施設:手稲渓仁会病院(姜 貞憲先生)
診断:自己免疫性肝炎
問題点:1992(50歳)黄疸で発症。AIHと診断しPSL投与。2003年トランスアミナーゼ再燃。2007年γ-GTPなど胆道系酵素上昇し再生検。経過中ALTは高値(>100)が多いようですが、PSL治療15年を経過して病理は進行しているのでしょうか。胆道系酵素上昇は何を考えればいいのでしょうか。AMA(-)
病理組織:2003/6/13(03-2344), 2007/11/21(07-5867)
担当病理医:松本俊治,司会:森實敏夫
症例3:72歳女性
施設:県西部浜松医療センター(鏡 卓馬先生、影山富士人先生、千田剛士先生)
診断:自己免疫性肝炎+CMV感染+EBV感染+急性閉塞性化膿性胆管炎
問題点: 総胆管結石による急性閉塞性化膿性胆管炎で入院.ERCPで総胆管結石をとりだしました.CMV感染を合併しガンシクロビル治療も行いましたが2ヶ月後にトランスアミナーゼ>1000となり再入院し肝生検を行いました.肝障害の原因は?
病理組織:2007/10/16
担当病理医:松本光司,司会:箱崎幸也
症例4:71歳男性
施設:NTT西日本大阪病院(金子晃先生)
診断:自己免疫性胆肝炎?
問題点:発疹、全身紅斑(紅皮症)、発熱(39℃)、好酸球増多(6,360)、胆道系酵素上昇を認めました。この病気は一元的に説明できるのでしょうか?AST 85, ALT 76, ALP 1382, ANA 320, M2 320, IgG 4340, IgM 77。銭谷教授がほとんどいないと言われているAICでしょうか?
病理組織:2007/11/8(125951)
担当病理医:中野雅行,司会: 銭谷幹男
症例5:78歳女性
施設:NTT西日本大阪病院(金子晃先生)
診断:IgG4関連硬化性胆管炎疑い
問題点:11年前ITP、溶血性貧血の既往あり。好酸球増多(8,210)、紅皮症、胆道系酵素上昇(ALP 1723)でフォローしていたら1年後に黄疸が出現しました(T-Bil 11.9)。この病気は何でしょうか。IgG4は軽度高値です141。
病理組織:2007/6
担当病理医:松本俊治,司会:柴田 実
症例6:75歳男性
施設:済生会松山病院(川崎敬太郎先生)
診断:アルコール性肝障害、肝腫瘍
問題点:2007年4月腹部エコーで肝外側区域に腫瘍を認め入院。肝悪性腫瘍が疑われ肝切除が行われました。腫瘍の診断は?非腫瘍部に胆管病変を認めたとのことです。どのような病態でしょうか?
病理組織:切除標本
担当病理医:松本光司,司会:森實敏夫
症例7:25歳女性
施設:東京逓信病院(橋本直明先生)
診断:自己免疫性肝炎+α (α=PSC?, PBC?)
問題点: 9歳発症のAIH.14歳からPSL+ブレディニンによる免疫抑制療法を受けていました.2005年にALP 1504, GGTP 673と胆道系の高値を認めます.AMA(-), ANA(-), A-LKM(-), IgG4低値.病態全体の評価,特に胆道系酵素高値の原因などの評価をお願いします.
病理組織:2006/8/28 (H06-03590)
担当病理医:中野雅行,司会:箱崎幸也
症例8:62歳男性
施設:自衛隊中央病院(青野,岡田,箱崎先生)
診断:肝サルコイドーシス、糖尿病
問題点:ALP 2343まで上昇.PSL,MTX,UDCA治療を行いました.3回の肝生検をみながらそれらの治療効果を評価しましょう.稀な疾患ですのでよく習得していきましょう.
病理組織:H14.5.22、H15.7.23、H19.4.19.S85432、S93456、H07-1645
担当病理医:松本俊治,司会:銭谷幹男
会場: シェラトン都ホテル東京 前回と会場が違いますのでご注意ください。
〒108−8640 東京都港区白金台1−1−50 tel.03-3447-3111
http://www.miyakohotels.ne.jp/tokyo/
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