尤度比とオッズ
尤度比とオッズを用いると、所見が陽性の場合の疾患であるオッズ=検査後オッズを簡単に求めることが出来る。
検査結果が陽性の場合:
検査後オッズ = 検査前オッズ×陽性尤度比
検査結果が陰性の場合:
検査後オッズ = 検査前オッズ×陰性尤度比
たとえば、感度0.9 (90%)、特異度0.95 (95%)の検査の場合、事前確率が0.2で、検査結果が陽性に出たとすると:
陽性尤度比 = 0.9/(1 − 0.95) = 18
検査前オッズ = 0.2/(1 − 0.2) = 0.25
検査後オッズ = 0.25×18 = 4.5
オッズを確率に変換すると:
検査後確率 = 4.5/(1 + 4.5) = 0.82
陽性尤度比 LR+、陰性尤度比 LR-はBest Evidence 5[3]などで、さまざまな検査、疾患について発表されている。